遅ればせながら、夏コミで私の本をご購入くださいました皆々様、誠にありがとうございました。
貴方のために書いているというのも、真実の一つです。
本当です。
描いていて一番襲ってくるのは、「何のために、こんなに苦労して描いているんだろう?」
というネガティヴな感情なので。
自分が描きたいから描く、というのが、もちろん一番の動機ですが、
それだけでは乗り越えられないのも真実です。
今回は、特に、今までで一番危うかったです。
ちょうど一年ほど前、そう、一年前の夏コミが終わったあたりから、
前々からいろいろあった仕事場の問題が、一段と、急速に大きくなりまして。
詳しいことは書けませんが、
単純に仕事の量も多くなり、
少しの空いた時間も休日も仕事関係に使うことが必要になり、
何よりも、人から個人的な攻撃を受けるようになり、
それが病的な恐怖を感じるもので、
それをSNSで触れ回られていることも発覚し、
ずっとそのことに対する対策などを考えざるを得なくなり、
とても作品の創作に、頭も気持ちも向ける余裕がなくなっていました。
実はそのころから、ブログに行ったライブの簡単な感想を書く余裕も少なくなってました。
ライブに行って、心の均衡を保つのが精いっぱいでした。
気が付けば、作品を創ろうという気持ちを湧く力がなくなっていて、
「あぁ、こんな風にやめていくのか」と思いました。
このブログに、
「もう無理そうです」と書こうと思ったこともありました。
そんな状態だったので、夏コミに受かった後も、「受かりました」と書くのが躊躇われ、
確実に作品が出来ると確信出来てから書こうと思っていたので、告知がギリギリまでできませんでした。
今までも、コミケで新刊を落としたことはありましたが、
それでもその時は書こうという意思があってできなかったことで、
次に参加するときには出そうという意欲があったものですが、
今回は、その気力がなかなか湧いてきませんでした。
しかし、やはり今年はアルフィーのデビュー40周年、
坂崎さんと高見沢さんが還暦というアニバーサリーイヤーなので、
お祝いしたいという気持ちが少しずつ出てきて、
本当にギリギリになって、ようやく意欲が出てきました。
寸前の土日とお盆休みに入って、修羅場を迎えたのですが、
こんな修羅場を乗り越えられる力が、今の自分にあるだろうか?と不安でしたが、
実際に入ってみたら、何とか火事場の馬鹿力が出てきて、
1冊仕上げることが出来ました。
まぁ、とはいっても、内容はいつものごとく、毒にも薬にもならないものですし、
お祝いの気持ちを込めたと言っても、本人に届くものでもないですが。
てか、届いたら困りますが(爆)
それでも、とにかく、まだ描く気力が出てきて良かったです。
次はどうなるか、自分でもまだわかりませんが。
本当に、いつまでできるのか、全く定かでないです。
出来たら続けたいと、願っているのですが。
そんな状態で、本当に当日の朝に、全部出しきってようやくできたものなので、
コミケ当日を生きて乗り越えられたのも、全て友人におんぶに抱っこでした(v人v)
そしてご購入くださった皆々様、繰り返しになりますが、本当にありがとうございました。
私、後ろで寝てたパターンが多かったと思いますが(爆)
↑
当日、直接お礼を言わずに申し訳ございませんm(__)m
とりあえず、冬コミの申込書は購入しました。
まだ、多少の気力は残っているようです。
綱渡りの綱はどんどん細くなり、いつ切れるかわかりませんが…。
細々と、もしかしたら絶え絶えでも、続けられたら…と、今は願っています。
次の本が、もし出来たら、もしよかったら、またお手に取ってみていただけましたら、嬉しく思います。