とあるお菓子屋さんが、閉店しました。
そのお菓子屋さんには、少々の恩義がありました…。
それは…
とあるCANTAのFCイベントの数日前…
イベントではCANTAのお三方と握手が出来るので、
ちょっとしたプレゼントを持って行くことにしました。
ルークさんやMASAKIさんへのプレゼントは、面白い柄のフェイスマスクにしました。
問題は雷電さん…。
雷電さんにフェイスマスクあげてもなぁ。
握手をするほんの数秒のやり取りの小ネタにするためのプレゼントだし、
あげるのにも受け取るのにもそんなに気張った感じでもない、
ちょっと面白い、邪魔にならない、貰って困らない、少し気の利いたもの…
そんなもの、なかなかない（汗）。
そのお菓子屋さんで目に入ったのが、
『ディズニー プーさんのペッツ』というプライスカード！
おぉ！これはちょうどいい！！
と近寄ってみると、あったのはグーフィーとミニーちゃんのペッツ。
んー…、プーさんがいいなぁ。プーさんはないのかなぁ。プーさんって書いてあるのに…。
通りかかったお店のお姉さんに、「すみません、プーさんのペッツはないんですか？」と聞いてみた。
探してもらったけど、残念ながら在庫にもなかった。
んー、この二択かぁ。
知名度だったらミニーちゃんかなぁ。
でも男の人にはグーフィーかなぁ。
雷電さんはどっちが好きかなぁ。
やっぱりプーさんがあれば最適だったのになぁ。
他の店にはあるかなぁ。
それとも他のディズニーお菓子にしようかなぁ…。
などとブツブツブツブツ考えながら、
お菓子屋さんの中をウロウロ歩き回ること数分…いや数十分…。
悩みに悩んだ挙句にグーフィーのペッツを選び、
それと自分用の和菓子を持ってレジへ行きました。
するとレジで、
店員さん「ご自宅用ですか？プレゼントですか？」
私「は？」
お菓子屋さんのレジではあまり聞かないセリフである。
私「あ…プ…プレゼント…ですけど…。」
店員さん「お包みいたしましょうか？」
それは数百円のペッツである。
予想外のお言葉に対しての驚きと戸惑いと、申し訳なさと、恥ずかしさとで狼狽えながらも、
私「お…お願いします…。」
自分で包装するよりも、プロに頼んだ方が良いに決まってるし…
雷電さんへのプレゼントだから、少しでも見栄えよくしたいし…
という気持ちの方が、恥よりも、申し訳なさよりも勝り、
かくして、ペッツをプレゼント用に包んでいただくことになりました。
せ、せめて自分用のお菓子も買ってて良かった…。
レジの店員さん＝私がプーさんのペッツはないかと聞いたお姉さんだから、
いちいちそんなことにこだわってて、しかも数十分も店の中でウロウロしてるってことは、
誰かにあげる用なんだなーって気づいてくれたのでしょう。
ニッコリ笑って、それはそれは素敵にラッピングしてくれました。
これぞ、神対応！！
恐縮してお礼を言いましたよ
そしてFCイベント当日、お姉さんの作品のペッツを雷電さんに差し出したところ…
雷「あ、可愛い（＾－＾）」
雷電さんが（ペッツを）可愛いって言ってくれた。
にっこり微笑みながら可愛いって言ってくれた。
ありがとうお姉さん、お姉さんのお蔭で雷電さんの微笑みをゲットできました(T_T)
これがその時のお姉さんの作品の画像です。
そんな恩義があったお菓子屋さんが、閉店することに…。
閉店セールに行ってみたら、ありとあらゆるものが根こそぎ無くなっていた。
残りわずかなものを売るのに忙しい店員さんの中に、そのお姉さんもいました。
お姉さんは他の支店で働いたりするのかなぁ。
どこに行くのかなぁ。
職を失ったりはしないかなぁ。
あんな神対応をしてくれる気の利いた人だから、どこに行っても大丈夫だとは思うけど…。
心の中でそっと「あの時はありがとうございました」と言ってみたけれど、伝わるわけもなく。
とりあえず、残っているものの中からお買い物をしました。
イカの酢漬け。大パック。
食べきれるかな？(^_^;)
お菓子屋さんの後に他の店が入れば、
きっとしばらくもすれば、前のお菓子屋さんのことなど忘れてしまうのだろうけど。
