WILD FLOWER=AL-CALL

Yahoo!ブログから引っ越してきました。好きな音楽:THE ALFEE、CANTA 細々と毒にも薬にもならない同人誌作ってます。

『パンドラ ザ・イエロー・モンキー PUNCH DRUNKARD TOUR THE MOVIE』を見に行きました

9月6日(日)、『パンドラ ザ・イエロー・モンキー PUNCH DRUNKARD TOUR THE MOVIE』を見に行きました。
 
詳しくはこちら
 
 
 
私、THE YELLOW MONKEYには、複雑な思いを持ってまして。
 
 
初聞きした時から、すごく惹かれるものを感じてて。
ファンになる要素は十分にあった。
十分にあったのに、ほんのわずかなタイミングが合わなかった。
 
でも、いよいよ、ライヴに行ってみよう!と意を決したとたんに、
活動終止されてしまった。
 
 
『ファンの世界』に飛び込もうか飛び込まないかウロウロしていて、
ファンの世界の淵に足をかけて迷っていて、
いよいよ飛び込む決心をした時に、
パタッと蓋を閉められてしまった。
 
そんな感じ。
 
 
でも、解散じゃないから…と、いつか復活を信じて待っていて、
結局、解散されてしまった。
 
 
もの凄く宙ぶらりんな、何処にも持って行きようのない、
モヤモヤしたものを抱え続けていました。
 
 
愛憎が入り混じった感情。
 
 
そういうものを感じていたのは、逆に言えばイエモンだけだったのですが。
 
 
大概、私は『アーティストに優しいファン』なので、
何をやっても、
「きっと、本人たちにしかわからないことが、いろいろあるんだろうな」
と考えてあげようとするんですが。
 
 
イエモンの解散に対しても、もちろんそう思うところはあるにしても、
それよりも、残念で、もったいなくて、悔しい思いの方が強すぎた。
 
 
 
そんな私の、愛憎の、“憎”が、この映画を見たら消えるのか?
いや、もしかしたら増えるんじゃないのか?
 
この映画を見た後、私にはどんな感情が残るんだろう?
 
凄く、ドキドキしながら見に行きました。
 
 
 
見た結果は…
 
 
 
“憎”は、消えました。
 
驚くくらい、消えました。
 
 
消えた代わりに、穴があきました。
 
 
THE YELLOW MONKEYというバンドが、
やれるだけのことをやって…
 
いや、
やりきれないほどのことを、無理矢理にやりきって、
 
やり過ぎる程やりきってしまって、
 
燃え尽きてしまったのだという事は、
理解しました。
 
 
 
バンドというものの運営が、
ステージの表も裏も合わせて、
いかに難しいものなのかという事を知りました。
 
 
メンバーはもちろん、スタッフももちろん、
さらにその家族の方々、
心身の状態、
予想外のアクシデントや事故が起こるか否か…
 
それは、運のようなものも含めて…
 
 
何事もなく運営することの方が、むしろ奇跡に近いのだと。
 
 
想像以上に大変なのだという事を垣間見て、
“憎”は消えました。
 
 
 
ただ、
そして今、
THE YELLOW MONKEYというバンドはない。
 
 
ただただ、切なく、淋しい。
 
 
心に穴があきました。
 
 
 
 
 
そんな気持ちを抱えながら、家路についた駅のホームで、
アル友から
「磐田のライブ終了~!楽しかった~!!」
というメールが届きました。
 
二重の意味で、泣きたくなりました。
 
 
 
 
 
 
見るべき映画だと思います。
アルフィーファンのなかでも、特に
「最近ツアー本数が少なくなったな~」なんてことを軽々しくほざく輩には、
椅子に縛り付けてでも見せてやりたい。
 
 
 
 
 
少し余談ですが、
 
この映画の中で、
何回かイエモンは「外タレを目指していた」「外タレ志向が強かった」
という言葉が何回か出てくるのですが、
 
イエモンは、凄く巧みに、「外タレのように」近づき過ぎてしまったのかもしれない。
あまりにも近づき過ぎてしまったことが、
バンドの寿命を縮めることになってしまったのかもしれない。
 
そんなことも、思いました。