楽しい楽しいひきこもり生活を2日間送ってましたが、
さすがにずっとそれでは何かが腐ってしまう気がして、
陰干しに行って参りました。
美輪明宏版『椿姫』 @ル テアトル銀座
『椿姫』ですよ『椿姫』!
『椿姫』と言ったら、
北島マヤが、その舞台を見たさに一人で年越しそばの出前を全部請け負って、
挙句の果てに大みそかの夜の冬の横浜港の海に飛び込んでまでしてチケットを手に入れた、
姫川亜弓のお母さんの姫川歌子さんが主演を演じたあの『椿姫』ですよ!
…『ガラスの仮面』情報しかないのかお前は。
はい…
実は…
『ガラスの仮面』情報しか知らないんです私…。
こんな奴が行っていいのか。
しかし、『ガラスの仮面』では、物語の全部は紹介されてないんですよね~。
マヤが女優になりたいという思いを強くした、最初の大きなきっかけとなった『椿姫』…
どういう物語だったのか、ずっと知りたかったんですよ…。
そんな理由で行っていいのか。
でも行っちゃった。エヘ。
いやいや、一年に一回くらいは、こういう異文化にも触れておかなくては…。
会館全体に、良い匂いがするんですよ~。
会館に入った瞬間に、装飾から何から、
日常とは別の異空間に連れて行ってくれようとする意思を感じます。
幕間に食した、
フォアグラ入り肉まん(奥)¥300-と、
こいのぼりパン(手前・チョコレート入り)¥200-。
美味しゅうございました。
『椿姫』…
物語の舞台は19世紀のフランスの上級社会の話なのですが、
なかなかどうして普遍的な…
うんうん、いるよね、あぁいう男。
馬鹿で駄目で、純粋なだけが取り柄で…
でもそんなところが愛おしいという…
その、主役のアルマンが馬鹿男っぷりを出したところで休憩に入った時、
女子トイレに並ぶ列の皆が、
そんなことを考えているような空気だった(笑)。
主役の二人以外の人物のキャラもそれぞれ、
ホントに普遍的な人間模様が描かれていて、面白かったです!
帰り道、凄く綺麗な月が出ていました。
大きめの画像でupしてみましたが…
あの美しさはどうしても出ない(>_<)
月の中のウサギもくっきりと見える、とても美しい月でした。
今、この記事を書くためにパンフレットを手元に置いているのですが…
パンフレットから、ほのかに良い匂いがします。
劇場にずっと置いてあったから、匂いが染み込んでいるんですね…!