初恋の人に会いに行ってきました。
その人の名は、新居昭乃さん。
昔々、はるか昔、私が生まれて初めて行ったライブは、この人のライブでした。
現在に至るライブ人生の始まりの人と思うと、感慨深い…。
だいぶ方向性は変わっていますが(汗)。
どのくらい前の話だったろうかと、指折り数えてみたら…
約25年くらい前、ザックリ四半世紀前だったので、自分でもびっくりした(爆)。
指が足りなかった(^_^;)
当時、『ウィンダリア』という映画を見に行って、その主題歌の歌声に感動して、勢いで行ったライブ…
何もかもが初めてだったので、
会場にたどり着くまでも珍道中を繰り広げ、
ライブ後も、本当は握手できるところを、してもらいそびれるという…
若かったというより、馬鹿だったあの頃…。
私にとって初めて参加するライブだったというだけでなく、
新居昭乃さんにとっても、1回目だか2回目だかのライブだったはず…。
司会の男の人がいて、
「貴重なライブですよ!将来、『私は新居昭乃さんのファースト(もしくはセカンド)ライブに行ったのよ!』と自慢してやってください!」
と言っていたのを覚えています。
アルバムを買って、テープにダビングして、何度も何度も何度も何度も聞きました。
この25年間、全く忘れていたわけではなく、
一度…初ライブに行ってから10年後ぐらいのことだったかな?
気になって調べてみようと思ったのだけれど、
当時はインターネットなんて一般的じゃなかったから(^_^;)、
どうすれば現在の状況がわかるかと考えて…
レコードに書いてあった、お問い合わせ先に電話してみたのですが、
そのアルバムを出したレコード会社はもう辞めていたみたいで、
「現在の状況は全くわかりません」
何を聞いても
「知りません」「わかりません」
多分、以前担当していたって人に電話に出てもらったと思うんだけど…
凄くそっけない応対をされて、
「レコード会社って、冷たいところだな」と思ったものです…。
でも、それからまた数年後、新居昭乃さんの活動状況を、意外なところで知ることが出来ました。
それは、コミケ会場!
その冊子をいただいて、脈々と活動されていることを知ることが出来ました!!
いやぁ、ファンって素晴らしいなぁ…。
そしてコミケはやはり偉大だ。
コミケって、世間の人からは誤解されているけど、
…誤解じゃなくて、事実の一つでもあるけれど、
それはひとつの側面であって、
本当はものすごく玉石混交の情報や、情熱のカオスの中から、
自分に合った宝物を発見できる場なんですよね…。
話がそれましたが。
そのお蔭で、活動状況を知ることが出来て、
「いつかまたライブを見てみたい」とぼんやりと思いつつも、また何年も経って…。
ある日突然、e+から来たメールのタイトルに、
“新居昭乃”という名前を見つけました…!!
そこから、いろいろ調べて…
インターネットって、本当に便利ですねぇ…(しみじみ…)。
「よし!ライブに行くぞ!!」
と決心のは、3月27日横浜赤レンガ倉庫だったのですが…
この度の震災で延期になり…
それの振替公演日は平日だったので…
いったん、払い戻しをしてしまいました。
行けるとしたら、残すはこの日本橋三井ホールだったわけですが、
雑多な都合上、ギリギリまで参加を迷い…。
「ここまでのことを、14日までにやれたら行こう」と、自分に課しました。
で、その目標を完全にクリアできたわけではなかったのですが(^^ゞ、
その他のついでの用事(というか言いわけ)を自分に作って、
当日、公演の数時間前に電話で当日券があることを確認してから、
開演時間の30分ぐらい前に駆けつけました!
かくして、約25年ぶりの御対面。
なんか、緊張しました。
そして、初めの一声…
25年前に聞いた時と同じ、いや、それ以上の歌声!!
素晴らしい。
脈々と活動し続けてくれていたアーティストに感謝。
またここに来れたことにも感謝。
25年。
短い年月じゃないですよ。
お互い、年を取りましたよ。
でも、変わらない、いや、ますます磨きがかかった、透明感のある歌声。ピアノの表現力。
25年前のあの頃を思い出し、これまでのことを想い、現在改めて感動できる。
アーティストがずっと活動を続けてくれていたから得られる感動。
ファンとしては、これ以上感謝するものはありません。
またこうして再会できたのは、奇跡に近いことかも。
知ってる曲は一曲だけ。
一曲でも知ってる曲があったってことだけでも凄い!
だって、25年前のファーストアルバムの曲だもの!!
その曲を聞けたことが嬉しかったのはもちろんですが、
他の初聞きの曲も良かった!!
また会いに来よう。
今度は、そんなに間をあけずに(笑)。
新居昭乃さんの公式サイト