映画『ガリレオ~沈黙のパレード~』を見てきました
映画『ガリレオ~沈黙のパレード~』を見てきました。
ほっとんど、なーんにも予備知識なしで見てきました。
「面白かった」という一言では言い表せないけれど、一言でいうなら面白かった←
理性と知性と感情がフル回転して、脳みそがシュオォォォォオオオ~~と音を立てる…!!
福山氏演じる湯川先生が出てきた瞬間、「ガリレオ」という世界が確立する安定感よ…。福山雅治スゲェ。
「ハマり役」という言葉がこんなにもしっくりくるのは、割とそんなに例を見ないのでは?
本当にこの役は福山雅治でなくてはダメよね…と心底思う。
その湯川先生が出た瞬間に、暗く重い話が一気に浄化されるような、天使が現れたかのような気持ちになるところもあれば、
湯川先生、もうそれ以上は、もうそれ以上は真実を暴くのはやめて…!!と、湯川先生の存在が悪魔のように感じられたりもして。
しかし湯川先生は、そのニュートラルな、湯川先生は湯川先生であるという揺るがなさこそが「ガリレオ」。
…『容疑者Xの献身』の時に、「福山雅治と柴咲コウ要る?!堤真一と松雪泰子で十分じゃない?!」という言葉を聞いたけど、あのストーリーで、あの二人が主演の映画だったとしたら、とても辛くて見ていられない映画になったと思うのだ。福山雅治と柴咲コウという華があることで、エンタメとして成立するのだ、と思った。
今回も、まさしく主役は北村一輝。
今回は「ストーリーの主役の北村一輝」と「ガリレオという世界観の絶対主役の福山雅治」がガッツリ絡んでるのも良かった。
べた褒めしているようだけど、決して見た後の後味がすっきりと良いわけではない。
それは良い悪いではなくて、そういう映画だから。
こういう映画が好きか嫌いかは、あなた次第~。
…ところで、TVシリーズの『ガリレオ』は、割と軽~い、トレンディドラマの片鱗さえも感じられるようなテイストだったのよね…。(その中にちょっとピリリとしたペーソスが加わるところが味だった)
映画の『ガリレオ』見てると忘れそうになるけれど(^_^;)