ルークさんの歌声
CANTAを好きな理由の大きな大きな要素は、
言うまでもなく、ルークさんの声が好きだからで。
あの優しくて、少し甘い声が。
音楽、特に「声」が好きかどうかというのは、とても主観的な嗜好によるもので。
基本的に私は文句のつけようのない凄く良いお声よりも、感情重視の歌の方を好む傾向がありまして。
アルフィーで言うなら、アルフィーの絶対的なボーカリストは桜井賢様だと思っていつつも、
自分の中でアルフィーの曲の中でも特別に好きなのはほとんど高見沢さんだったり。
高見沢さんのことを「絶対的に歌の上手い人」とは思ってないにも関わらず。
で、ルークさんのことも、やはり「絶対的に歌の上手い人」ではないと思っているのだけれど、
聞いていて、不意に、
心の奥の奥の方の、深い深いところまで、
瞬間的に、鋭い刃のように滑り込んできて、
心の奥で爆発する。
その瞬間の爆発力は、
正直言って高見沢さん以上だと感じられるほどで。
たとえワンステージのほとんどが声の調子が良くない時だったとしても、
その瞬間があれば、チケット代のおつりがくると思えるほど。
心が切り刻まれるような、
でもその痛みが心地よいような、
そんな歌声は、
CANTAのルークさんからしか聞けない。